野菜不足の現状について(厚生労働省)
生活習慣病を予防し、健康を維持するために、「野菜類を1日350g以上食べましょう」という目標が掲げられています。これは、アメリカで生まれたファイブ・ア・デイ(5A DAY)、つまり「1日に5皿分(350g)以上の野菜を食べましょう」という運動に基づくものです。
とはいえ、1日に350g以上の野菜を摂ることは簡単なことではありません。
厚生労働省が実施している『国民健康・栄養調査』によると、野菜平均摂取量は成人男性で約290g、成人女性で約270gとなっていますから、目標の350gには60〜80g満たないことが分かります。その中でも、20〜30代の野菜平均摂取量はさらに少なく約240gです。ですから、目標の350gに近づくためには、さらに100g以上摂取しなければないということです。
この調査結果は、日本人の多くが野菜不足にあることを示しています。しかも、若年層に深刻な野菜不足がみられるということですから、当然ながら、その子供達も野菜不足にあるということです。
今は、共働きの家庭も多いので、忙しい中で野菜の摂取量を増やしていくことは簡単なことではありません。子供達がすくすくと成長するためにも、野菜を摂ることは欠かせないと分かっていながらも、ついレトルト食品などに頼らざるを得ないという家庭も少なくないことでしょう。
食事で野菜を摂るのが難しいという場合は、ぜひ青汁を毎日の食事の1つとして摂るようにしてみましょう。今は、フルーティな青汁や、クセの強くない青汁もありますから、ぜひ子供達にも与えて、野菜不足を補うようにしてください。
<参考 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-03-015.html>