青汁にカフェイン?!購入前にチェックするべき成分について
カフェインと言えばコーヒーや紅茶などに含まれているイメージが強いですが、実は青汁にも含まれています。
カフェインは様々な有効効果を持つ成分ですが、薬的な側面が強く、摂取するタイミングや量によっては体に害を及ぼしてしまいます。
なので今回は「青汁とカフェイン」について解説をしたいと思います。
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カフェインって何?
カフェインとはドイツのフリードリープが発見したとされる生理活性成分の一つです。その名の通りコーヒーに多く含まれていることからカフェインと名付けられました。
最近では錠剤の他、飲み物などでも多く含まれている成分になります。
カフェインの効果
カフェインは利尿作用や神経の興奮による気分の高揚、眠気の抑制、などの効果が一般でも広く知られていますね。これらの効果のため、働くサラリーマンや運動競技の選手などはカフェインを積極的に取り入れています。
カフェインの適正量
2017年の現在において、日本ではカフェインの適正量や摂取量の上限は定められていません。これはカフェインが生活の上で必ず必要な栄養成分ではなく、従来の日本人の生活において過剰摂取が発生し難かったことも理由として考えられます。
しかし、昨今ではカフェインの過添加が問題となっており、欧州食品安全期間(EFSA)では体重ごとに安全な摂取量が公表されています。
欧州食品安全期間が発表しているカフェインの安全基準量
成人(体重40kg):0.228g/1日
成人(体重60kg):0.342g/1日
成人(体重80kg):0.456g/1日
小児、青年(体重40kg):0.12g/1日
妊婦(授乳婦も含む):0.2g/1日
注意しなければいけないのは、こちらの基準はあくまで欧州の人々の体格、性質を基準とした場合の基準であるということです。日本人の生活の欧米化が進んだとはいえ、体質や許容量に差が出てしまいます。
基本的に欧州や米国の安全基準を参照する場合は基準値よりも少し少な目に見積もっておく方が安全です。
カフェインの摂りすぎと注意点
カフェインを過剰に摂取すると不眠や胃炎、精神の乱れなどの副作用が報告されています。また、妊婦の方がカフェインを摂りすぎると死産、流産になるリスクが高くなるという報告があるため、妊娠中や授乳中はカフェインを控えた方が賢明です。
私のようにコーヒーが好きでどうしても飲みたくなってしまう、という人はカフェインが少ないインスタントコーヒーを選んだり、ホットコーヒーにして出来るだけ一日に大量に飲まないように対策を取りましょう。
紅茶や緑茶、ウーロン茶などにもカフェインは多く含まれているので、お茶を頻繁に飲む人も要注意です。
一日にコーヒーやお茶を1〜2杯であれば影響は出ないので、そこまで神経質になって抑える必要はありません。
青汁にカフェインはどれくらい含まれているの?
青汁に含まれているカフェイン量を調べようとしても、実際は書かれていないことがほとんどです。その理由は、カフェインを多量に含む食品を使うことが少ないから。
しかし、いくら記載が無いからと言って、安心をしてはいけません。抹茶や玉露を材料にしている青汁は多少のカフェインを含むことが多いので、抹茶や玉露が含まれている青汁を一日に10杯など大量に飲むことは避けましょう。
どうしても心配!という方はノンカフェインを謳っている青汁を選ぶようにしましょう。最近は妊婦向けの青汁を出しているメーカーも増えて来たので、女性にはとても嬉しいですね。