青汁と野菜ジュース、明確な違いはあるの?


6fcdcfc6da9311fcc3e7dfeddfa1770e_m突然ですが、「青汁」と「野菜ジュース」の違いって説明できますか?
青汁は何となく緑色のものが多いイメージですが、野菜ジュースにも緑色の野菜はいっぱい入っているし……と混乱してしまいますよね。

そこで、今回は「青汁と野菜ジュースの違い」についてご説明しようと思います。

青汁とは?

青汁とはケールや大麦若葉などの緑葉野菜を絞った汁のことです。商品化された青汁においては液体よりも粉末の商品の方が多く出回っています。

1982年に長谷川製菓株式会社が発売を開始したのが始まりで、始めは味に癖が強かったのですが、改良が重ねられ、最近ではだいぶ飲みやすくなりました。

ケールや大麦若葉、長命草、明日葉などを主原料にすることが多く、野菜不足が叫ばれる現代日本において食生活を補助する食品として注目されています。

野菜ジュースとは?

野菜ジュースとは野菜を潰してジュースにしたものの総称です。こちらは青汁とは違い、粉末タイプでなく液体タイプが主流となっています。

1948年にアメリカのキャンベルから発売された野菜ジュースが世界初の野菜ジュースと言われており、日本では1957年に明治製菓から発売されました。

トマトジュースやニンジンジュースのように特定の野菜のみで構成された野菜ジュースもありますが、昨今は飲みやすさと栄養バランスを考え緑黄色野菜の他に果物などを一定の割合で混ぜ、ミックスジュースのような形で商品化したものが増えました。

子供でも美味しく飲むことが出来るので食生活の補助だけでなく子供の好き嫌いを無くすための第一歩として使われることもあります。

青汁と野菜ジュースの違い

青汁と野菜ジュースを比較した場合、比べる商品によって大きく栄養バランスに差が出来てしまうため、細かい栄養については差をつけることはできません。

よく、野菜ジュースは過熱するためビタミンが失われやすいと言われますが、青汁も商品によっては過熱乾燥をしている場合があるので、青汁だからビタミンが多い、とは言えません。

しかし、青汁と野菜ジュースで必ず差が出るのが「カロリーの低さ」「飲みやすさ」「安全性・保存性」の3つになります。

カロリーの低さ

「カロリーの低さ」については青汁の圧勝です。糖の含有量が少ない緑葉野菜を主軸に作られているため、青汁を一杯飲んでも10kcal未満の商品が殆どです。

野菜ジュースは人参やカボチャなどの糖質を多く含む野菜を多用しており、口当たりを良くするために果物も入っていることが殆どなので、商品にもよりますが一杯200mlで20kcal〜150kcal前後になります。

もちろん、飲みやすさを重視するために果物などを混ぜた青汁を選んでしまうとカロリーが高くなるので注意が必要です。

飲みやすさ

「飲みやすさ」は野菜ジュースに軍配が上がります。緑葉野菜という青み、エグ味の強い野菜を凝縮した青汁と比べ、野菜ジュースは元々の野菜に含まれる糖の多さに加え、果物などで口当たりを改善しているため、とても飲みやすくなっています。

最近は飲みやすく改良した青汁も増えていますが、甘味のある野菜ジュースにはなかなか勝てないのが現状です。

安全性・保存性

「安全性・保存性」の観点から見ると青汁の方が長期保存に向き、添加物なども不要のため優秀です。

野菜ジュースは見た目や味、保存性を増すために香料や保存料、着色料を使うメーカーが多いですが、青汁はそもそも粉末にしてしまうため添加物を使用せず長期の保存ができるのです。

液体状の青汁については野菜ジュースと比べ安全性、保存性の差は殆どありません。

青汁と野菜ジュース、どっちを飲めばいいの?

青汁と野菜ジュース、どちらも野菜不足を補うのに適した食品であるため「どちらを飲めば必ず健康になる」ということはありません。しかし、目的によって使い分けることは出来ます。

口当たりの良い飲み物で栄養を摂りたい場合は「野菜ジュース」を。

野菜不足を解消したいけど保存に場所を取りたくない、いつでもどこでも手軽に携帯して栄養を取りたいという場合は「青汁」をお勧めします。

しっかりと栄養表示や原材料を見比べた上で、自分の生活スタイルに合った青汁、野菜ジュースを飲むようにしましょう。

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