青汁の原料を比較!ケール、大麦若葉、明日葉どれがいい?


157dba0eb462fdbd1f6a649c8102076f_m青汁のパッケージを見てみると、必ずと言っていいほど原材料の上位に書かれているのがケール、大麦若葉、明日葉の3つです。CMや広告で良く耳にするこれらの原材料はとても栄養価が豊富で青汁向きな野菜なのですが、ならばどれでも良いのか、という訳ではありません。

どんな食材でも目的に合わせて向き不向きが存在します。
そこで今回は「ケール、大麦若葉、明日葉の特徴」について解説していきます。

ケール、大麦若葉、明日葉ってそもそも何?

ケール

アブラナ科の野菜で、キャベツの原種であるヤセイカンランの仲間です。
特にビタミンの含有量がずば抜けて高く、一年中栽培できるので青汁の原料として重宝されています。

大麦若葉

麦飯などでおなじみの大麦の若い葉の部分を大麦若葉と言い、こちらもビタミンやミネラルを豊富に含み、一番味に癖が無いのが特徴。その飲みやすさと栄養価の高さから、近年は栽培環境が整えられ、青汁の原料として使われることが多くなりました。

明日葉

セリ科の植物で、日本の暴走半島などに多く自生している野菜。
ミネラルやビタミンを多く含み、滋養強壮作用があることから青汁だけでなく健康野菜として注目されています。東京で生産されている明日葉が流通量の大半を占めるのも面白い特徴。

原料を選ぶ時に、何を気にすればいいの?

青汁に限らず、食品の原料を比較する際に確認するべきポイントは「どんな栄養を重視したいか」「価格」「安全性」「味」の4つになります。ケール、大麦若葉、明日葉の主な生産地はどれも日本であるため、生産地としての安全性はほぼ同列と見て問題無いでしょう。

残る栄養と価格の面ではどうでしょうか?

栄養面での比較!どの原材料が一番栄養が摂れるの?

ビタミンの多い順ランキング

1位ケール
2位明日葉
3位大麦若葉

ミネラルの多い順ランキング

1位ケール
2位明日葉
3位大麦若葉

食物繊維の多い順ランキング

1ケール
2大麦若葉
3明日葉
ビタミン群に絞った場合、ケールと明日葉が僅差で含有量を争っており、ビタミンの種類によってはどちらにも軍配が上がります。そのため、今回は平均値としてのビタミン量の多さでランキングを付けました。

ミネラルはケールの大勝ですが、こと鉄分に関しては大麦若葉が断トツで高く、群を抜いています。総ミネラル量の平均化を行ったためこのようなランキングになりましたが、鉄分をとにかく摂取したい人は大麦若葉を選ぶといいでしょう。

食物繊維の量に大きすぎる差は無かったものの、明日葉が高い食物繊維の量を誇っていました。

こうやって栄養価ごとにランキングを付けてみると、3種類の野菜がバランス良く配合されていた方が全体的な栄養価が高くなるということが分かりますね。

どんな優れた野菜でも、一種類だけで足りるということは無いのです。

費用面での比較!どの原材料が一番安いの?

純粋な原材料価格の比較が出来ないため、あくまで原材料を多く含む青汁の価格帯で比べた場合のランキングになります。

1位大麦若葉
2位ケール
3位明日葉

という順番になります。
やはり日本全国どこでも生産可能で生産の土壌が整っている大麦若葉は価格が安く、次点で生産地が多いケールとなりました。

明日葉はその多くが面積の狭い東京都に依存しているため、どうしても平均価格が高くなる傾向があるようです。

味の比較!どの原材料が一番美味しいの?

味の比較も好みがわかれるところですが、癖の無さ、飲みやすさで比較をした場合。

1位:大麦若葉
2位:明日葉
3位:ケール

という順番になりました。

大麦若葉は元が大麦なので癖も少なく、味も大半の日本人に好まれやすい傾向にあります。明日葉は癖のある葉だけでなく比較的癖が無い茎も青汁の材料にされるため、味が平均化され、飲みやすくなる傾向があります。

逆にケールは大きくしっかりとした葉が主な材料なので、味の好き嫌いが分かれやすくなっています。

総合的な評価

総合的な評価を下すのであれば、とにかく栄養価を求める人はケール。味、価格、栄養を均等に求めるのであれば明日葉。安く味を求めるのであれば大麦若葉の多く含まれた青汁をお勧めします。

ですが、これはあくまでそれぞれの野菜を単体として見た場合であり、一番良いのはこれらの3つの野菜がバランス良く含まれている青汁になります。

特に定まった目的が無く青汁を選びたい場合は、今回紹介した3つの野菜がしっかり配合されている青汁を選びましょう。

食物というのはそれぞれの得意分野が存在するため、結局はより多くの種類を食べた方がバランスが取りやすいのです。

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