青汁の食物繊維は見極めが重要!量や質は商品による?


青汁に食物繊維ってどれくらい入ってるの?

「野菜を350g使用!」や「一日に必要な野菜の半分がこの一本で摂れる!」など青汁のパッケージには色々な情報が書いてありますよね。だけど、青汁の中に入っている食物繊維の量は?と聞かれると、どれくらい入っているのか全然わからない!

そこで今回は「青汁に含まれる食物繊維の量」について解説していきます。

食物繊維の種類と特徴

食物繊維は大きく分けて「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」に大別されます。
関連した効果を持つものに「難消化デキストリン」がありますが、こちらは正式には食物繊維ではなくデンプンの一種なので覚えておくと便利ですよ。

水溶性食物繊維

水溶性食物繊維は大麦やこんにゃく、納豆や果物、海藻類などに多く含まれる食物繊維です。
水分を多く含むことが出来る食物繊維で、ドロドロしているのが特徴。

整腸作用の他にも血糖値の急上昇を抑制したり、腹持ちの良さ、脂肪分の吸着などダイエットに嬉しい効果があります。

不溶性食物繊維

ゴボウや春菊、ひよこ豆やインゲン豆など硬く繊維質な野菜や豆類に多く含まれる食物繊維です。
こちらも水分を吸収する特性を持つのですが、水溶性食物繊維と比べ繊維がしっかりしているため、腸内では便の量を増したり、腸に刺激を与え蠕動運動を活発にしたりします。

便通がどうも良くないという人に不足しがちな食物繊維の種類です。

難消化デキストリン

水溶性食物繊維や不溶性食物繊維とは違う、デンプンの一種です。
効能としては水溶性と不溶性の中間といった感じで、粘性は低いものの柔らかく柔軟性があるのでビタミンやミネラルといった栄養素の吸収を阻害しません。大量に摂っても安全であるため、昔から食物繊維の代替品として使われてきました。

一日に必要な食物繊維の量と比率は?

厚生労働省が発表している日本人の食事摂取基準(2015年版)では、日本人の成人男性で20g以上、成人女性で18g以上の食物繊維を摂ることを一日の目標量として定めています。

比率については所説ありますが、不溶性食物繊維2に対し水溶性食物繊維1が良いと推奨されています。

水溶性食物繊維だけでは腸への刺激が弱く、便のまとまりが緩くなってしまい、逆に不溶性食物繊維だけでは腸内の水分を必要以上に吸収してしまったり、便が硬くなりすぎるという特性があるためです。

難しい比率は覚えられない!という場合は穀物や野菜、果物、海藻や豆類をバランス良く食べるようにしましょう。

そうすることで自然と繊維の割合のバランスがとれてきます。

青汁で食物繊維を補給する場合のチェックポイント

青汁に含まれる食物繊維の量は箱の裏に書かれている栄養成分表示を見て確認しましょう。
その際に注意するのが、一杯あたりの食物繊維量を確認すること。

メーカーによって青汁の粉100gあたりで書いたり、青汁1杯分(粉5〜8g程度)などで書いたり表記がバラバラになっているのでくれぐれも数字だけで判断しないようにしましょう。

いくつか有名なメーカーの青汁に含まれる食物繊維量を確認したところ、

大麦若葉(大塚製薬) 3.06g/杯
青汁めぐり(ヤクルト)1.55g/杯
青汁三昧(三昧生活) 1.05g/杯

となりました。
不溶性食物繊維、水溶性食物繊維の量に関しては非公開のためハッキリとしませんが、一度に多くの食物繊維を摂るのであれば、この中では大塚製薬さんが販売している大麦若葉がおすすめです。

青汁はあくまでも栄養補助食品です

いくら青汁で食物繊維が摂れると言っても、青汁だけに頼った食生活では咀嚼による脳への刺激や、固形物を消化することによる内臓の活性化、排便等の機会が減ってしまうことで体調を崩してしまうことがあります。

私も仕事で忙しい朝やお昼などは青汁で手軽に済ませてしまう事が多いのですが、夜ごはんなど落ち着いて食べることができる時はなるべく固形物で食物繊維を摂るようにしましょう。

青汁と食事のバランスをしっかりとることで、健康的に毎日を過ごすことができますよ。

広告 【PR】
参考になったらシェア!

この記事に付けられたタグ
広告【PR】