青汁の歴史
「美容や健康に良い」と人気の青汁ですが、その歴史は実は1,000年にものぼります。日本最古の医学書である平安時代に書かれた『医心方』には、健康に良い食品として青汁について言及されています。
とはいえ、青汁が日本で広まったのは、過酷な食糧難にあった戦前戦後の頃になります。岡山県倉敷市の遠藤仁郎博士は、飢えをしのごうと本来なら捨てるはずの「葉」を食べ始めたといいます。葉を食べ始めたことによって体調が良くなった博士は、葉野菜に高い栄養があることを発見しました。
そして、後に博士の妻がこの葉野菜のジュースを「青汁」と命名したことで、青汁として広く知られるようになったのです。
しかし、戦後の食糧難が過ぎると、青汁はその「飲みにくさ」から一部の地域でしか飲まれないものとなりました。
現在のように、青汁が美容や健康に良い飲料として再び注目されるようになったきっかけは、青汁がテレビのバラエティー番組の罰ゲームとして使用されたことによります。
また、それに加えて、インパクトの強い「まずい!もう一杯!」というある青汁メーカーのテレビCMが認知度アップに貢献しました。
現在では、青汁の改良が進み、青汁も飲みやすく、また美味しいものへと変化しており、健康や美容目的のために多くの人が愛飲しています。