でも、ビタミンは熱に弱いし、お湯で割るのはどうなんだろう……と悩む人は多いかと思います。
そこで今回は「青汁をお湯で割っても大丈夫なのか」について解説していきます。
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料理本などを読んでいて「ビタミンは熱に弱い」という言葉を目にしたことはありませんか?主に美容系料理を扱う本で書かれることが多く、その代表となるビタミンは専らがビタミンCです。
ビタミンCは強い抗酸化作用を持つため、美しくありたい女性としては、無駄なく取り入れたいですよね。
ですが、ご安心ください。BRONSONというサプリメントメーカーが行った実験によれば、ビタミンCは過熱をしてもほとんど量が変わらなかったのです。
では、なぜ過熱をするとビタミンCが壊れると言われているのか。それは、ビタミンCが水溶性ビタミンだから。
水溶性ビタミンはその名の通り水に非常に溶けやすい性質を持つため、ビタミンCがたっぷりと入った野菜や果物を過熱したり茹でた際に発生する汁にそのほとんどが流れ出てしまうんです。
だから、過熱するとビタミンCが壊れるという風評が立ったわけですね。
ビタミンには大きく分けて脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンがあります。
脂溶性ビタミンは油に溶け出しやすく、水溶性ビタミンは水に溶けだしやすいという性質を持っているため、調理する食材と摂りたい栄養素によって調理法を分ける必要があります。
また、その特性上、水溶性ビタミンはサプリメントなどで過剰摂取をしても尿に溶けて流されてしまうので問題無いのですが、脂溶性ビタミンは尿に溶けにくいため、そのまま体内に残されてしまいます。
脂溶性ビタミンも体に必要な栄養ではあるのですが、サプリメントによる過剰摂取をすると健康を害する恐れがあるので注意が必要です。青汁などできるだけ自然な食品を使用したもので適量補うのが一番ですね。
・ビタミンA …目の健康や免疫力の向上効果を持つ
・ビタミンD …ミネラルの吸収を促進する
・ビタミンE …老化の原因である活性酸素の増加を抑制する
・ビタミンK …血液を凝固させる効果を持つ
・ビタミンC …抗酸化作用を持ち肌の老化を抑える
・ビタミンB群 …代謝の改善や肉体疲労の回復などに効果あり
青汁をお湯で割ったとしてもほとんど栄養が増減しないため、寒い冬や内臓が弱い人に青汁のお湯割りはとても有効です。しかし、ちょっとだけ注意点があります。それは、過度の熱湯で割らないこと。
熱すぎる飲み物を飲むと舌や食道、胃をやけどしてしまう危険があります。どうしても熱いお湯で青汁を割りたいという人は少しずつ飲むか、ちゃんと適温に冷ましてから飲みましょう。
青汁は粉末タイプが多いので、寒ければ暖かく、暑ければ冷たく、季節に合わせて飲むことができます。野菜ジュースなどとは違い、シーズンを選ばないのが強みですね。
オフィスやピクニック、散歩の途中でもすぐ飲むことが出来るので、場所や季節に合わせた色々な温度の青汁を楽しんでみてください。